共用パソコンを使った後、履歴をきれいに消すには

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 社内で共用しているモバイルノートパソコンを使った後、その内容をきれいに消去したい――。こんなとき便利なのが、コクヨS&Tの「デジタルシュレッダー」だ。見かけは普通のUSBメモリーだが、この中にファイルや履歴情報などを完全に消去してしまうソフトウエアがインストールされている(ビジネスマンのデジタルサプリ)。

 パソコンのUSBポートに装着すると、USBメモリー内のソフトウエアが自動的に起動し、デスクトップ画面にシュレッダーアイコンが現れる。このアイコンに自分のファイルをドラッグ・アンド・ドロップするだけで、後から使うユーザーがアクセスできないように完全に「掃除」してくれる。

デジタルシュレッダーをUSBポートに挿すと、右のアイコンがデスクトップに表示される

■「ゴミ箱」では不十分

 どうしてこういったソフトが必要になるかといえば、「ゴミ箱を空にする」だけではファイルをきちんと削除したことにはならないからだ。HDDにデータを記録する場合、データ本体とは別に、ファイルの管理情報をHDD記録域の先頭部分に登録する。「ゴミ箱を空にする」という操作は、実はこのファイル管理情報を消すだけであり、データ本体はHDD内に残されたままになっている。

 そのため、データ本体が記録された領域をその後運よく別のデータで上書きするなどしない限りは、ファイル復旧ソフトなどを使ってデータ本体を復元できてしまう。こういったトラブルを防ぐために使われるのが、デジタルシュレッダーのような「データの完全消去ソフト」だ。

 デジタルシュレッダーのデータ消去方法は、ランダムデータで2回、さらに「0」で1回上書きする国家安全保障局(NSA)推奨方式に準拠した「標準シュレッド」、ランダムデータで1回上書きする「高速シュレッド」の2つがある。

■メールのデータも消去

 ファイル単位だけでなく、ごみ箱の中身、指定フォルダーの中身、特定の拡張子、Windowsの一時ファイル、HDDの空き領域、ブラウザーのプライバシー情報、メールソフトのメールデータや設定情報に関するファイルなどを自動的に消去する機能もある。データの消去は、HDDだけでなく半導体メモリーに記録するSSDやフラッシュメモリーカードに対しても実行可能だ。

見た目はUSBメモリーとほとんど変わらない

デジタルシュレッダーのアイコンを右クリックしたところ

 前述の通り使い方は簡単。デジタルシュレッダーをUSBポートに接続するだけでソフトウエアが自動的に起動し、インストール作業は必要ない。ファイルをシュレッダーアイコンにドラッグ・アンド・ドロップするほか、アイコンを右クリックすると表示される「デジタルシュレッダーでシュレッド」メニューからも消去する操作を選べる。

 もちろん、一度消去したデータは二度と復元できなくなるので、実行前に本当に消していいデータなのかどうかはよく確認したい。

-筆者紹介-
寳諸 宏(ほうしょ ひろし)
エディター・コンピュータージャーナリスト

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身近でも、PCを買い取り業者に売り、そこから個人情報が漏えいしたなどの話も聞くくらい、
この手の問題は多くある。

 

 
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(UYT1558)